マネージメントは人を幸せにするものである

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人はそれぞれ主観で物事を見て判断します。
どこまで行っても主観から離れられない。

だからこそ、お互いに自分の見ている世界を知ってもらうために粘り強く対話しながら、言葉ではなかなか表現しきれないことまで語り合い、互いに深く共感した内容を今度は主観から客観に変えていく。
そして感性から理性につなぎ、それを再度言葉にして概念化し、極力多くの人に伝わるように論理立てていく。
この活動を繰り返すからこそ理念が浸透し、自分たちが思い描いた社風になっていくのだろうと最近つくづく感じます。
つまり、この活動を端折るとそれなりの社風しかできないという事ですかね。

人は皆、主観的すなわち一人称。小さい子供を見ていると大体一人称ですね。
経営者はその人なりの志があるので、大人になってからの人や本や学びとの出会いによって三人称的考えを持っている人が、数は少ないが稀にいます。
なぜ、利益を出して、一人称の人を幸せにするのかという意味を深く感じる時間が必要であると考えます。
何故なら「マネージメントは人を幸せにするものである。」というピータードラッガーの言葉の意味を考えれば、しっかりとマネージメントサイクルを回して利益を出して皆に分配するのが、人の上に立つ者の、上司である人間の役割・使命ではないかと思います。

だから、幹部社員はマネージメントを周りの人達の幸せのために必死で会得しなければならない。
と最近つくづく感じます。
これが中小企業が強めていくところであり、深い悩みでもあり、だからこそここを乗り越えたら、かなり優位性を持てると思うのではないかと思うのですが、皆さんはどう思いますか?