仕事の意味の捉え方

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若手社員育成塾にて、お話しした内容をうろ覚えですが書き記します。
男の子が、ソファーに寝っ転がってゲームや漫画ばかり読んでます。そこでお父さんが、
「寝っ転がってゲームばかりしてないで、勉強しなさい!」
『どうして勉強しなきゃいけないの?』 「勉強しなきゃいい学校に入れないだろ!」
『どうしていい学校に入らなきゃいけないの?』  「いい学校に入れなきゃいい会社に入れないだろ!」
『どうしていい会社に入らなきゃいけないの?」  「いい会社に入らなきゃいい暮らしができないだろ!」
『いい暮らしってどんな暮らし?』  「いい暮らしって、寝て暮らすことだよ!」
『おかしいなあ、僕今も寝て暮らしてるよ』
お後がよろしいようで(笑)  という笑い話がありますが。
どうも寝て暮らすことが、いい暮らしではないようです。では、仕事は何のためにするのかという問いをみんなで考えてみたいと思います。
まず浮かぶのが、「飯を食うため、とか、生活費を稼ぐため」という生活的要因が出てくると思います。
その次に出てくるのが、「社会人になったら働くのは義務だから」という日本国憲法にも書かれている国民の義務ですね。
二つとも至極ごもっともですが、果たしてそれだけなのか?それだけで一生を終えてしまうのか?
それだけだとちょっと寂しいなあというのが私の印象です。

では、ほかにどんな要因があるのか? 考えられる要因として、
①悪事・誘惑から逃れられる
我々は凡人なので、暇だと悪事にはまりやすいと思います。何の目的もなく暇だとすれば。昼間から酒におぼれたり、ギャンブルに依存したり、ゲーム三昧になったりするかも知れません
➁他者と交流が出来る
仕事をすることで、仕事仲間やお客さんと交流して刺激を受けます。勿論仕事ですので厳しいお言葉ももらいますが、交流の場として存在します。
➂自分の力を発揮できる
人間に限らず動物は、自分の能力を発揮したときに喜びを感じます。逆に発揮できないと悶々とした状態に陥ります。
④成長・進化できる
色々な人と出会い、多くのことを学びつつ様々な業務をこなすうちに、社会人として人間として、成長・進化していくことが出来ます。
⑤承認欲求が満たされる
上司に認められたり、お客様から「ありがとう」「助かった」という感謝の気持ちをもらったりした時に、私たちは働き甲斐を感じます。それは自分の能力を認められ、人格を肯定されたという事です。そういう時に喜びを感じる。
仕事というのは、捉え方ひとつで、大きく人生や未来が変わると思うのですが、皆さんはいかがでしょうか?