昔の人の言葉で、「若い内の苦労は買ってでもしろ!」という言い伝えがありますが、今頃になってなるほどなあ!と思います。
生まれた環境が貧しかったり、親が病弱だったりだと、必然と苦労せざるを得ない訳で。
でも親や周りの人達からは愛情はもらっていたとします。そうすると、人間というのは生きる力というか前へ進むという習性があるようで、乗り越えるしかないと歯を食いしばって知恵と体力を使って乗り越えるわけです。
それが大人になっても習性として残っていて、社会に出て困難な問題や障害にあっても「どうやって乗り越えようか」という問題解決思考が沸いてくるわけです。
生まれた環境が普通の家でも、スポーツや勉学に何年も必死に取り組んである程度の成果を残した人は、何とか乗り越えようという課題解決思考が沸いてくる訳です。困難を乗り越えたという結果・成果です。
では、普通の家か多少裕福な家で、困難を避けて何となく生きてきた人はどうでしょうか?
これから始まるコロナ明けの過酷な日本の未来を予測できる我々経営者は、そんな未来を想像すると、多くの屍が転がり散るのではないかと危惧します。
テレビ広告では、安易に転職を進めるCMばかりが流れていますが、今やそこそこの大学を出ているくらいの学力で、乗り越える力が身に付いていない人が、ちょっといい話に乗って転職したからといって上手くいく訳がありません。
今は人手不足でしょうから重宝がられますが、こんな人手不足は一時です。優秀な人が不足しているだけです。すぐに、人余りが来ます。
今社会の出ている20代の人達に「乗り越える力」を身に付けてもらうには、どのようなアプローチがいいのでしょうかねえ?
誰かヒントをくださあい。
乗り越える力を身に付ける
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