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原状回復

原状回復のあれこれ
~施工範囲と施工種類~

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こんにちは!
今回は、原状回復って、どんな事をしているのか、をご紹介したいと思います!

原状回復に関する動画はこちら
原状回復とハウスクリーニングの違いに関する記事はこちら

■ クリーニング(ハウスクリーニング)

普通の清掃とは違い、カルキや垢汚れ・錆など、日常的な清掃では落ちない汚れまで落とします。新たに住む人の為に、新品同様まで綺麗に仕上げることを目的にしています。
よく、清掃範囲のご質問をいただきますが、基本的には壁・天井以外の設備、建具、床、水回り、ベランダ、すべてが清掃範囲です。床清掃に関しても洗浄とワックスは込みになっている業者が多いと思います。

壁と天井のクロス(壁紙)は、退去ごとに張り替えるのが業界の常識になっているため、基本的にクリーニングの範囲に入りません。
例外として、後述の張り替えずに洗浄できる「クロス再生洗浄」という方法もありますが、こちらも「クリーニング」とは別途料金が発生する場合が一般的です。
壁紙は、普通に清掃できそうな範囲に思われますが、汚れの種類も多岐にわたり、それによって洗剤を変えたりしながら清掃するため、手間と時間がかかり、仕上がりもムラにもなりやすいため、多くの業者さんはクリーニング範囲に入れない場合が多いのです。
シンク清掃前後

■ クロス・床などの貼り替え工事

床清掃でも落とせない、また、リペア補修でも直せない「変色」「大きなはがれ」「範囲の広い傷」がある場合は、壁材・床材は張替になります。
壁紙の種類は材質的にあまり変わりありませんが、床材は多岐にわたります。
主な床材:クッションフロア(CF)、フロアタイル、フローリング、カーペット、など

・床清掃
通常の洗剤を用いた洗浄とワックスがけは、クリーニングに含まれることがほとんどですが、ワックスの劣化や剥がれが大きい床の場合は「剥離清掃」をご提案する場合があります。
通常の洗浄だけですとワックスは落とさずに表面の汚れだけを落とすのですが、この場合、ワックス深くしみ込んだ汚れは落とせないですし、ワックスがはがれている場所が多い場合、その上からワックスを塗ってもその剥がれを埋めることはできません。
そこで、「剥離清掃」で、ワックスを一度すべて「剥離」し床材を露出させ、再度新しいワックスを何層にも塗ることで、しみ込んだ汚れは落とせますし、はがれたワックスでの穴もなくなります。
こちらも特殊な洗剤を使用するため、クリーニングの内には入らない場合が一般的です。
床清掃
・クロス再生洗浄
クロス再生洗浄
クロスを張り替えずに洗浄できる技術です。
様々な工法があり、工法によって使用している洗剤も様々ですが、中にはクロスが変色してしまうといった事例も。
アークビルサービスでは特許工法を用いているので変色・劣化の心配はありませんので、安心してご依頼いただけます。
クロス洗浄は、張替に比べて、
・ゴミも出ないため、廃材費は0円!
・時間もかからないため、工期も短縮!
・材料費・人件費がかからないため、施工代も半分に!
しかも、洗浄費に補修費も含まれているので、ちょっとした傷があるだけで張り替えるのはもったいないと、思っていた壁紙でも洗浄で対応できます。
クロス再生洗浄前後
・リペア補修
床や壁、建具、などにちょっとした傷がある…でも取り変えるのはもったいない。
そんな時はリペア補修です。
とはいえ、リペア補修も万能ではありません。
範囲が広かったり、傷が大きすぎたりする場合は、リペアをした方が逆に目立つ場合があります。
そういった場合は交換・張替え工事になります。

・そのほか、雑工事
キッチンの電気のヒモの交換、建具の蝶番の調整、窓のコーキング打ち直し、水道のパッキン交換、シャワーヘッドの交換、などなど、次に住む方が快適に過ごせるよう原状回復をするためには、まだまだ様々な工事があります。
そのため施工内容は物件によって様々。現場に合わせて臨機応変な対応が求められます。

【まとめ】
原状回復工事とは「入居前の状態に戻す」こと。
その為に、クリーニングをはじめ、場合によっては床材・壁材を張り替えたり、リペア補修を行っています。
基本的に、内装に関することは原状回復工事を行っている会社に依頼すれば、一通りの施工は可能です。
逆にクリーニングのみの会社さんは、張替えまで請け負ってくれない場合も多いので、別途業者を探すことになったり、自社施工の会社よりは高くついたりする場合もあります。

依頼する前に、まずはどこまで施工できるのか、相談してみた方がよいでしょう。