日本の労働生産人口(15歳~64歳)は、1995年のピーク時から2023.3月までに1400万人減少しているそうです。(デービットアトキンソン)
これは今の台湾の労働生産人口と同じ人数です。現役世代の減少がすべての原因です。これから更に2050年までに3000万人が減少するという統計が出ています。実に4400万人の減少。これは今のイギリスの労働生産人口全員の数だそうです。今、働いているイギリスの人口が、今後30年の間に日本でいなくなる!
今の結婚率で今の人口を維持しようとすると、7.2人を生まないと維持できない。それは今の日本では現実的ではないので、生産性を上げるしかない。
GDPは人数×生産性なので、人数は減るので生産性を上げるしかない。
しかも社会保障はずっと増え続ける。一人当たり医療費は増え続ける。
今までは価格と品質さえ考えてればよかった。
人口が増える時は単価を下げて量を売ればよかった。
しかし、人口減少時代は付加価値を上げて単価を上げるか、単価を上げられないなら、労働生産性を上げるしかない。
いずれにしても10年先の人口減の影響を重視した戦略を今から練らなければ、働く人たちからも選ばれなくなる企業になってしまう。
就職する人から選ばれなくなったら、企業は畳むしかありません。
選ばれる企業を目指しましょう。それにはイノベーションしかないですね。