体験的知識を経験的知恵へと変えること

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何事も目的を持って、こんなことをしたいとか、こうしようという行動計画が出来ていく訳ですが、目的をあまり考える習慣が身に付いていないと、近視眼的になって目先の損得に捉われてしまうようです。
仕事は本来、成果結果を作ることが大事なのに、忙しいからとやりやすい目の前の作業に目先が行って、重要なことを後回しにしてしまう。という事がよくあります。
でも忙しいのは一瞬・一時であって、何が忙しいのかもわからず、忙しいと思い込んでいることが多いのではないでしょうか?
本当に重要なことが忙しいのか、目先の作業であれば他の人に振れるのではないか、
上の役職の人ほど、自分が本来やるべき仕事とは?仕事の解像度を上げる必要があるかと思います。

改めて社員さんとの一対一の面談が大事なときかと感じています。大事なことは、その人のレベルに合ったショートゴールを一緒に作って、細かくやり方を一緒に考えることが大事です。
体験の少ない若手社員さんにいくら言ってもわかりません。だから一杯体験させて失敗体験を多くさせることが重要だと思います。
体験は運動神経を使うのでイメージできます。イメージできるから自分の言葉で自分自身の内面と会話ができるようになります。
そうしたうえで、体験を知識、すなわち体験知に変えて、そうすることで経験的知恵すなわち経験知に変える。
この時の面談が重要です。そして体験知に意味付け・価値づけをしてバリューアップして、概念化して自分の言葉としてもらう。
この作業が上司の大きな人材育成という役割でしょうね。そして、社員さんが自分の言葉を持ち、それがチーム作りの柱となり、組織が強くなって利益の上がる会社となるのでしょうね。