仕事は価値と価値の交換

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ネアンデルタール人は、チームワーク・約束が出来なかった。明日のことはイメージできなかった。
目に見えないものをイメージして創造することができなかった。
だからチームが作れなかった。
とても賢くて力も強かったのに。

我々ホモサピエンスは、目に見えないものを信じて、人と協力して、未来の社会を良くしていこうというビジョンがあったから今もなお生成発展している。
ここに、人としての在り方があると思います。

そして、自分自身の得意なものを作って、自分では作れないものと交換し始めたのが、村社会の始まりです。
ただ、それだと欲しい時に欲しいものが手に入らないとか、不便が生じだしたので、貨幣というものが生まれました。

だから、我々が仕事をするという事は、貨幣を稼ぐことが目的ではなくて、自分や自分が所属する会社を通して価値を高めていって、自分たちの商品やサービスを知ってもらって、そしてこの人やこの会社から買いたいと思わせる人間性や社風を通じて、交換するという事です。

すなわち価値と価値の交換が仕事というものです。

これを次第に忘れていって、金が金を生む世の中になって行ってしまい、まじめに一生懸命に働いている人が報われない世の中に近づいているように感じています。
もっと実体経済を大事にするべきですし、そんな会社や人が報われる社会になって行って欲しいものです。