現代は損得の価値観で動く人が大変多くなっていますが、これは終戦後、西洋の価値観が入ってきたことによる影響が多いと思われます。
そして、人間はこの損得が恐怖や不安をあおる要素であることは、人間の本能的危機管理能力であろうと思われます。
ですので、意識をしないと損得勘定だけで意思決定してしまう事が強くなると思います。
怖いですね。
その次の段階の価値観が、「正しいか正しくないか」という価値観であろうかと思います。
正しいことは大事ですが、正しいばかりを主張すると対立構造が生まれます。
けれど双方の視点から見ると、双方から見える正しさは違ってきます。
ですから、正しい正しくないだけで争うと人間関係や信頼関係はまず上手くいかなくなるでしょうね。
ここから言えることは、リーダーは清濁併せ持って、良い方向へ導くという意識が大事なのではないでしょうか。
そして、その次の段階の価値観は、「美しいか美しくないか」という価値観がイメージできるかと思います。
ちょっと抽象的ですが、この価値判断は西洋人には理解できなくて、日本特有のものかもしれません。
これといった線引きがないので、「具体的に説明せい!」なんて言われたら説明できないので困りますね。
でも、私は、この抽象的な概念が割と好きで、大事な意思決定の時は、この価値判断で考えるようにしています。
皆さんは、どのような価値判断の基準をお持ちでしょうか?
今度社内合宿や、社外の理事会などで議論したいものです(笑)。