どうも最近、自由と勝手をはき違えている人が多いように感じます。
自由とは、自分でしっかりと考えて自分や他者と相談しながら、自己責任のもとで結果成果を出して、自分が所属している組織や国に貢献することだと私は思っています。たとえ結果は出せなくてもプロセスとして努力をするのが大事な肝だと思います。
ところが、自由という名の勝手のもとに、気まま勝手にやって結果も出さず、努力もしないで認めてくれないからと言って転々と居場所を変えてしまう。人から認めてもらうとか、それなりのスキルを身に付けるには、やはり3年くらいはかかります。スポーツでも語学でもそれなりに時間はかかります。それが我々普通の人々です。
そして3年以降が何事も面白くなるのですが、その前に辞めてしまう。実にもったいない。
自由というのは責任が伴う事を肝に銘じることが大事だと思います。
そして、民主主義もはき違えている人が多いように感じます。
かつては帝国政治時代があって、その圧力が嫌だから民衆が団結して民主主義を勝ち取った訳で。
民主主義の最初は、皆が勉強してこの国をこの組織を良くするためにはという事で知恵を出し合って落としどころを探りながら目的に向かっていい方向に歩き出すのが民主主義の始まりだったのだけど、今は、自分たちの主張ばかりを言って、数を争うだけの低レベルの争いになってしまって、あの帝政時代から脱した民主主義ではなくなっているように感じています。
もっと人間性を高めて三人称的自我のレベルで議論し合える国家や組織になって欲しいものです。
自由と民主主義
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