欲望が商いを前進させる

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商人にとって重要な要素は欲望です。欲望が商いを前進させるエンジンになると思います。
その欲望は最初は私的欲求からくるものでもいいのです。
しかし、最初は一人だから私的でもいいけど、一緒に働く人が増えてくると私的私的欲求では人はついてきません。
なので商いをやるための大義名分が大事だと気付く時が来ます。
それが何のためにやるのかという目的を深く考えるきっかけになります。これが理念であり哲学となります。
そしてこういう会社にしたいというビジョンに繋がります。
そして理念はあまりに抽象的過ぎると他人には伝わらづらいし、具体的過ぎると計画になってしまうので、抽象的かつ大事なところを文書化することが大事です。
チームには、理念や哲学が骨格となり、未来のビジョンを目指してチーム員が一致団結してまとまることが強いチームですね。

個人個人でみれば欲望が希薄になっているように感じます。
戦後、一億総サラリーマン化計画を国の方針として、戦後復興のために行ったことから、国民は飼われたウサギの様に欲望を抑えて自分の家族を守ることを大義として、ひたすら真面目に勤労することで人生を終えることが幸せなんだと洗脳されたことで、欲望を抑える思考に陥ってしまい、元気のない日本の現状が表面化しているように感じます。
個人的欲望が強くて、何かの為にという三人称的意識の強い人をリーダーに据えることが組織の発展には一番重要な要素でしょうね。