1991年日本はバブル経済がはじけ、1994年頃から徐々にデフレ経済へと突入しました。
デフレとは、モノの値段が下がり思うように賃金も上がらない。すなわち経済活動は著しく停滞を余儀なくされます。これが何と日本の場合30年近くも続いたのです。この間金利は0となりさらにマイナス金利という異常経済状況が続きました。その間に中国始めとした東南アジア諸国の新興国は伸びていきました。
我々の業界はパートさんの時給は900円台のままで30年間据え置きという状態で、お客様への値上げ要請などとんでもないという雰囲気でした。
経営上、安く仕事を取って顧客数を現場数を増やす戦略しか取れない状況が続きました。なので資本力があり、横展開ができるデフレに向いている業種職種が伸びていきました。安売り家電や居酒屋チェーンなどです。
30年もそんな状況が続くとおギャーと生まれた子が30歳という十分な大人になっているわけです。そんな子たちは夢を持てと言っても持てませんよねえ。
それが、今現在はインフレとなり物価はどんどん上がり最低賃金は上がるけど中小零細企業はそんなに馬鹿みたいに賃金は上げられない状況となり、小規模企業は倒産廃業が記録的に増えている状態です。インフレとはものの値段が上がり続けることです。なので企業はその状況に見合う賃金を上げていかなければ、人は生活できないのでよりお給金の高い企業や業種に移動していきます。
ただ、いずれはインフレも収まりますから、スキルも人間性も高くなっていないのに賃金ばかりを追いかける人は、真っ先に職を失う羽目になる確率は高いでしょう。
そうならないためには、今のうちにしっかりと軸となる仕事観を磨いて、人から信用信頼される人柄を磨いて、この人ならば安心と思われる人柄を身に着けておく必要があります。これは一長一短では身につかなので、日々振り返りをしながら一歩一歩磨いていくしかありません。
そのために、会社はスキルや人間性を磨く場をたくさん作って、環境を整えていく責任があるし、そういった会社しか残らない淘汰の時期なのかもしれません。
今をチャンスととらえて、顧客にいい商品サービスを提供して社員さんの賃金を上げていきましょう!
