改めて中小企業の事業承継の大変なところが見えてきました。
売上1億未満くらいの組織ならば、さほどお金の動きも大きくないので、経営的視点と運営的視点という風に区別しなくても、家内工業的にみんなで仲良く和気あいあいとやっていけば何とかなると思いますが、売上3億以上の組織になると経営的視点と運営的視点を別に考えなければなりません。
経営的視点とは何かというと、売るものを決めて仕入れをして販売をして売り上げを上げ、社員の分配をし利益を出して会社の価値を上げる。そのためには、人材を確保し、育てて利益目標を達成し、その利益を未来に向けて何に投資するかを決める。売上が上がると支払や給与は先に支出するので運転資金や設備投資にかかる資金繰りをしなければなりません。
運営的視点は、降りてきた仕事を効果的効率的に計画を立て業務を遂行することです。
実は中小企業は、経営的視点で考えているのは経営者のみという会社があまりにも多いなあと感じたことでした。
承継される側は運営をしっかりとやれば経営は継続すると思ってしまっていることです。
外部環境は30年近く続いたデフレからインフレに突入しました。
今後は常に商品の価値を上げ続けて人を育てて付加価値を上げていかないとこれからのインフレ時代には経営はじり貧になっていくでしょう。
借り入れも金利が上がり経営のリスクは高くなります。
それくらい、インフレに突入した外部環境の違いを感じています。
だから事業承継の大変さは、経営者と承継者との危機感の差ですかね。
経営的視点と運営的視点
公開日:
